2016年9月26日
藤の里保育園元園長に係る運営資金不正流用金額の返金について
社会福祉法人大阪水上隣保館
理事長 黒川 芳朝
藤の里保育園の元園長三枝暁美(平成27年4月15日付けで懲戒解雇、現姓;山内)による運営資金不正流用問題につきましては、高槻市のご指導を仰ぎ、運営費、補助金報告書等を再点検し、正しく修正した上で、その差額総額;94,208,506円(10年分)を平成28年8月1日に自主返納しましたことを報告致します。
2015年10月14日
社会福祉法人 大阪水上隣保館
理事長 黒川 芳朝
告訴について
当法人としての対応方策に示していました藤の里保育園 前園長三枝暁美(当時62歳)の告訴については、
2015年10月13日に高槻警察署に届けを出し、同日受理して頂きましたので、ご報告します。
2015年9月25日
社会福祉法人大阪水上隣保館
理事長 黒川 芳朝
藤の里保育園 前園長の運営資金不正流用に
関する第三者調査委員会の報告について
当法人が運営する藤の里保育園(高槻市、以下「園」)の前園長が、長期間にわたって園の運営資金を私的に流用していたことに関して、公正な立場からの実態解明とともに、その原因、法人の責任等についての見解を第三者調査委員会に求めておりましたが、この度、同委員会から別添の報告書を受領しました。
当法人としては、この報告を受け、緊急に臨時理事会・評議員会を開催し、報告を真摯に受け止めた上で、別紙の通り法人としての対応方策を取りまとめましたので、お知らせします。
資料1 報告書
資料2 法人としての対応方策
○ 第三者委員会からの第二回報告(2015年8月3日)
当委員会では、現在、前園長の横領行為の全容を解明するため、取引先から開示いただいた取引履歴等の資料と園の仕訳伝票等との照合を行い、不正に購入された物品の確認、元園長に対する聴取作業等を重ねております。調査を進める中で、以前は判明していなかった態様の不正行為も明らかとなっております。今後、前園長以外にも調査の参考と考えられる関係者からの事情聴取を進めて行く所存です。そのため、調査には今しばらくお時間を頂かざるを得ない状況です。
当委員会では、出来る限りの調査を進め、不正行為の内容、不正行為が起きてしまった法人の体制等について、調査結果をご報告させていただきたいと考えております。各位におかれましては、引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
(2015年8月5日 一部修正)
平成27年6月3日
社会福祉法人大阪水上隣保館
理事長 黒川 芳朝
当法人が運営する 認定こども園 藤の里保育園(高槻市、以下「園」)の前園長三枝暁美(当時62歳)が、その地位を利用し、長期間にわたって園の運営資金を私的に流用していたことが判明したため、4月15日付けで懲戒解雇しました。
当法人は、創設以来84年にわたって、他人のために尽くすキリスト教の「隣人愛の精神」を基本理念としてまいりましたが、このような不祥事が生じたことは痛恨の極みであり、園や法人内各施設をご利用頂いている子どもや保護者の方々、法人にご支援頂いている各方面の皆さま方に心からお詫び申し上げます。
本件については、対外的にも公正な立場から実態を解明し、詳細に検証する必要があると判断して外部有識者による調査委員会(第三者調査委員会)に調査を委ねております。
以下、第三者調査委員の第一回報告(2015.6.2)を掲載致します。なお、報告にもありますように、適時に調査状況等をお伝えしてまいります。
◯第三者調査委員からの第一回報告(2015.6.2)
「当委員会は、調査に着手後、直ちに元園長本人から概要を聴取し、以後、前園長が不正行為に流用したと説明した領収書の発行元の複数の取引先に取引履歴等をご提出いただくべくご協力を依頼して参り、現在までに取引先から順次ご回答をいただいております。
本件に関しましては、前園長が横領行為に及んでいた期間が長期に及んでいるところ、すでにご回答いただいた取引先の中には、保管期間経過により取引履歴が残っていない年次のものがあるとのご説明をいただいているところもあり、そのためどこまで全容を解明できるか不明な状況です。
当委員会は、引き続き、可及的速やかに、あらゆる角度からの調査を進めて参る所存ですが、上記状況を勘案しますと、調査にはかなりの日数が必要と思われます。
今後、調査状況につきましては、調査に支障が生じない範囲内で、適時に大阪水上隣保館のホームページでご報告させていただく所存ですが、各位におかれましては、かかる状況をご理解いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。」
◯第三者調査委員会
〔構成〕
委員長 佐藤 信昭 弁護士(大阪弁護士会所属、元大阪地方検察庁検事正)
委 員 橋口 玲 弁護士(大阪弁護士会所属)
森下 真希弁護士(大阪弁護士会所属)
小林 喜雄 公認会計士・税理士
〔提言を要請した事項〕
・不正流用額の確定を含む事案の解明
・法人運営の問題点と再発防止策 など