「ゆりの礼拝堂」の願い

 

2005年11月、これまで老朽化した児童養護施設 遙学園、乳児院の児童棟の改装(整備後、情緒障害児短期治療施設「ひびき」を併設)の時を期して、多くの人々の思いがこもった地域交流センター「ゆりの礼拝堂」を大阪水上隣保館は備えることができました。

 ところで、地域交流センター「ゆりの礼拝堂」に寄せる多くの人々の思いは何であったのか。大阪水上隣保館の願いは何であったのか。このことを、しっかりと我々は時を経ても覚えておかねばなりません。

 もとより、「ゆりの礼拝堂」には日本画家 野村義照氏がイタリア・トスカーナ地方のモンテルキーの教会に掲げられていた「マドンナ・デル・パルト」(ピエロ・デラ・フランチェスカ作品)を摸写した作品を正面に安置されています。

野村義照氏が長い間摸写している間、その教会を訪れる人々が、その絵に祈る姿を見ていたのです。その人々は、その絵に何を祈ったのでしょうか。きっと、「心の平安」を祈ったのでありましょう。

 その「マドンナ・デル・パルト」(摸写)が大阪水上隣保館の地域交流センター「ゆりの礼拝堂」にあります。

交流センターの根底には、「マドンナ・デル・パルト」への祈りがあると思います。言葉変えれば、世の人々の「心の平安」を祈り、求め、伝えていく場所でありたいと思うのです。

 その思いに従って、地域交流センター「ゆりの礼拝堂」は、運営されて参ります。美しき声の歌声、演奏が世の人々の心を癒してくれるでしょ。また、在るときは、人の心を伝える講演の場でもありたいと思います。そして何よりも、一人訪れる人が、更には大阪水上隣保館に暮らす人々が、求める時に、「マドンナ・デル・パルト」の前に跪き、「心の平和」を祈る場でありたいと思うのであります。

一方、大阪水上隣保館は、いつも社会の辺遷を見つめています。いつも忘れてはならないのは「隣人への愛」であります。それを伝え続ける責務も、地域交流センター「ゆりの礼拝堂」は担っていかねばなりません。

地域交流センターが、人々が集う時、また、一人の時も、心に思いをはせる場所であることを願っています。

 

             社会福祉法人 大阪水上隣保館 理事長 黒川 芳朝

             「ゆりの礼拝堂」運営委員会 委員長  野村 義照

 

 

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