〇養育・支援の基本理念
法人の基本理念に基づき、こどもたちの「育つ力」を最大限に引き出し、支え、自らを「愛される存在」「大切な存在」として認識し、高い自己概念、自尊感情、自己肯定感をもって成長していくための土台をつくり、育む。
〇養育・支援の基本方針
1.安心と安全を保障し、育つ喜びを感じられる環境づくり
こどもひとりひとりをしっかりと認め、受け容れ、充分に甘えることができる環境を保障し、ていねいなふれあいを重ねていくことにより、こども自身が心の底から安心し、生きていること、成長することの喜びを日々体感できるようにする。
2.創造性と探究心を育む環境づくり
こどもの生命力の証である「あそび」を充分に保障し、四季折々の自然に多くかかわり、豊かな創造性と生きる力を養っていくための基礎を培う。
3.信頼できる大人とのアタッチメントの形成と継続
こどもが安定したアテッチメントを形成できるように担当養育制による支援を行い、特定の養育者との関係を築くことで「信頼感」「安心感」を育む。また、その継続を重視し、アタッチメント対象の喪失によるトラウマを低減するため、「つなぎ保育」「つづくケア」のていねいな実施に努める。
4.発達に応じた健全な発育の促進
こどもの日々の健康状態をきめ細かく把握し、異状がある場合は早期に対応することで、尊い生命を保障するとともに健康の増進を図る。また、医療機関等との密接な連携のもと、個々の発達に応じた支援を行う。
5.食育を通した安全で楽しい食生活の推進
日々の食事が楽しい時間となるような環境を保障するとともに、食材や食物に触れ、簡単な調理を経験することなどを通して、食べることへの興味や関心を広げる。
6.家庭的な環境における養育・支援の展開
より個別の状況に合わせ、柔軟で落ち着いた生活を保障するために小規模グループケアを推進し、家庭的な雰囲気のある環境での養育・支援を展開していく。